『ひぐらしのなく頃に』罪滅し編プレイ雑感
- 以前Yくんに「『ひぐらし』やりました?」と聞かれて、「あー、5本目までしかやってないや」ということで長らく気にかけていたんだけど、やっと6本目(罪滅し編)をプレイした。
- 良かった。
- 以前は一字一句に気を取られてしまってなかなか進まなかったけど、今回はリターンキー押しっぱなしでさらさら読めるようになった。
- ネタバレになるのでいったん区切る。(『ガンパレード・マーチ』のネタバレも含む)
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- 幼女がループに挑めと言う。
だから私はあなたと共に戦おう。もう一度戦おう、何度でも戦おう。その先の未来に至れるまで、何度でも。
- 今回のひぐらしのセリフ。思わずメモしてしまった。ぎゃーすごい。(メモしたという行為自体も含め)
- ありがち?っていうか、ありなの?っていうか。いやもう、その時点で十分やられてる。良いと思う。
- ここにきて、このタイミングだ。
- 『ガンパレード・マーチ』だ
幾千万の私とあなたで あの運命に打ち勝とう
どこかのだれかの未来のために マーチを歌おう
そうよ未来はいつだって このマーチとともにある
ガンパレード・マーチ ガンパレード・マーチ…
- 戦おう! 戦おう! と心から盛り上がる。
- でもこの子達はいったい何と戦うんだろう。なんで戦うんだろう。いや別にそんなのどうでもいいんだ。が。
- 直接的には、ジュブナイルなこころとからだの悩み(が生み出す妄想)、と戦うのだろうけど。それは彼らの戦いだ。まあ別に戦わなくても大人になるまでの問題だ。
- プレイヤーは何と戦うのか。いかにしてプレイヤーを戦わせるか。奮い立たせるか。
- 音楽が重要。ギャルゲーが紙芝居じゃないのは音楽があるからだ。僕はそのへんの効果をだいたい音楽8:シナリオ2くらいだと見積もってる。でも音楽だけで成り立つわけじゃなくて、シナリオが無いと音楽もゼロになってしまう。いやシナリオこそが偉大という気持ちはもちろんあるけれど、やっぱりそこでは音楽効果がイージーにデカいんじゃないのとも言いたくなる。そのへんがギャルゲーがメディアとして存在できる理由じゃないか
- 話がずれた。
- ガンパレが成したのは「撃破数300でSランク」という意味の無い数字を、意味が無いことに気づかせないようにしたことがひとつ。
- それと、熊本のゲーム会社が、「熊本で戦うゲーム」を作るために、第二次大戦から世界を分岐させて「人類の天敵が出現し、ついにユーラシア大陸から人類は消滅した」とまで言ってのけたのがえらい。
- ちょうどYくんが来たのでそのオープニングを見せて、ほら熊本で戦うためにユーラシアから人類が居なくなっちゃうんだよ。すごいでしょ。と悦に浸る。
- ループ物はガンパレに限ったことではないけど、プレイヤーの「介入者」という立場設定が近い感じがする。
- また、その立場で関わっている者がプレイヤー以外にも複数居ること。それによって自分が介入者の一人であることを知る
- オンラインRPGだとアバターは完全に現実世界のプレイヤーと一対一対応した同格であって(同格であるからアバターだ)、ゲーム世界内のキャラクター人格というのは無い。
- ゲーム世界内のキャラクター人格を操作するメタレベルの人格が介入者。
広い世界だ。…もう二度と会うことはないでしょうが、私は、あなたとこの世界を気に入ってましたよ。
…。
もう、飛行機が来ました。今、空港なんです。
それじゃ、名前も知らない、だが同じ人達を愛したプレイヤーに…。
チューリングとノイマンと、ゲイツ…。
それとあとまあ、その他いろいろ全部の、幸運を!