ケータイ便利

デジカメ、DS Liteと来て、半年以上怠っていたケータイ購入もやっと果たした。
物を買うとすっかり何かした気になる。



(↑タイポ先輩の失言集百選Flash。ペケペケと喋るエンジン搭載。端末を開くごとにランダムで占い気分)


ふだんPCばかり使ってて感覚が離れているので、ケータイしか使わない層の実態を把握すべくパケホーダイでやり込むのが目的。たしかにPC持ってなくてもこれさえあれば、これだけで十分に感じるかも、という気持ちは新しい端末になって一層強まってきている。端末機能だけでなくサービスも豊富になっているから便利に感じるんだろうな。

しかし説明書の厚さ、細かさもずいぶんなものになっていて、すっかりリファレンス然とした構え。全部の機能を使いこなすのではなく、好きな機能だけ使ってくださいという貫禄が漂う(もちろん全部使う人も多いだろうけど)。いったいこれがどれほどのデバッグ項目になるのか恐ろしいことになっていそうで、ひとつひとつのインターフェースを使うたびにその確認工数の勘定を想像してびびる。

ToDo管理

これまで手帳に書いたりPCに書いたりメールでリマインダにしたりといろいろ試みたけど、どうも上手く運用できていなかったToDoの管理。自分はどこがダメだったかというと…

  • やらなきゃいけないこと自体をわりと短期間で忘れる
  • ToDoに書き記すこと自体を忘れる
  • ToDoをチェックすることを忘れる
  • 漠然と焦燥感ばかりおぼえる。やらなきゃいけないことを忘れようとする

たぶんそんな悪いループになっていて、そういうのは一連の手続きを習慣化できるかどうかという意志や執行力を持つ環境に拠るだろうだから自分はダメだもうダメだくらいに思っていたのだけれど、今回のケータイにはToDo機能がついていてずいぶん調子が良い。

  • ケータイ
    • ほぼ必ず持ち歩く
    • ToDo発生:いつでもどこでも片手で入力できる環境
    • ToDo確認:いつでもどこでもヒマなときに

重要なのはこのへんだと思っていて、それを他メディアと比較すると…

  • 据え置きPC
    • 書き込みも確認もタイミングが制限されるのがつらい
  • 携帯デジタル入力ガジェット、ノートPC
    • せいぜいカバンの中。ポケットに入れるのは忍びない。ケータイに優先されることは無く、ケータイに加えた上で持ち運べるかという点で持ち歩かないことも多い。
    • ToDo程度の入力にはハードコアすぎる。人前で使いづらい。
    • バッテリーが心配
  • アナログノート
    • 小さければ携帯するが、情報量が制限される。気合い入れないと持ち歩かない。
    • 入力は直接的で行いやすい。けど環境によっては著しく不向き、不可能(雨天や揺れる車内など)
    • ソート、編集がしづらい。検索できない。見落としが多い。


ToDoは各種パラメータによるソートを行った優先度確認が必要で、これはデジタルが効率良い。

  • タスク状態の編集(予定、暫定、完了)
  • 期日の指定。カレンダーとのリンクで時間上の配置視覚化
  • 期日、状態でソート

特にタスク状態を編集して位置づけていく作業、タスクの新規作成とその達成解放の記録はゲーム感覚で楽しい。

ケータイは高性能になったけどしょせんはケータイでわりと機能が制限されてるから、入力するのは一言二言に留めるだけ。でもそれがむしろ、ToDoの敷居を下げてバリエーションを広げてくれてるので、些細なものでもいろんなToDoを作って記録したくなる。たとえば、あの漢字の由来をあとで調べようとか、あのネタをいつか使おうとか。そうした思いつき発生→解決消化のサイクルが小気味よく、着実に解決案件が記録され溜まっていくのがなによりの報酬になる。そうしたテンポに乗せられていくうちに、わりと億劫な案件も消化しようという意欲が湧いてくる。いや、消化できるのかまだ分からないけど、少なくても以前より明確に前向きだ。

特に関係が無い写真